スキップしてメイン コンテンツに移動

Project Euler - Problem 12

問題

  • 原文

    What is the value of the first triangle number to have over five hundred divisors?

  • 日本語訳

    501 個以上の約数をもつ最初の三角数はいくらか。

解答

約数の個数は素因数分解の結果から求めることができます。 例えばn = pa * qb(pとqは素数)という合成数がある場合、約数は以下の表のようになります:

1pp2...pa
qp * qp2 * qpa * q
q2p * q2p2 * q2pa * q2
...
qbp * qbp2 * qbpa * qb

p0 = q0 = 1であることを考えれば、0..aの(a + 1)通りのpのべき乗と、0..bの(b + 1)通りのqのべき乗を掛け合わせた数がnの約数であることが分かります。 これは素因数が3つ以上の場合も同様で、一般にpa * qb * rc * ...の約数は(a + 1)(b + 1)(c + 1)...個存在します。

Problem 3で使った素因数分解を行う関数factorizeを改良し、各素因数について、べき乗回数をcdrに入れたペアのリストを返すようにしました。

(define (triangle-number n) (* (+ 1 n) (/ n 2)))
(define (factorize n)
  (define max-divisor (floor->exact (sqrt n)))
  (define (factorize-1 n div result)
    (if (> div max-divisor)
        (if (= n 1) result (cons (cons n 1) result))
        (let count ((n n) (i 0))
          (define (divisor? m) (zero? (modulo n m)))
          (if (divisor? div) (count (/ n div) (+ i 1))
              (factorize-1 n (+ div 2)
                           (if (zero? i) result
                               (cons (cons div i) result)))))))
  (let prepare ((n n) (i 0))
    (if (even? n) (prepare (/ n 2) (+ i 1))
        (factorize-1 n 3 (if (zero? i) '() (cons (cons 2 i) '()))))))
(define (num-of-divisors-of n)
  (apply * (map (lambda (factor) (+ (cdr factor) 1)) (factorize n))))
(define (solve)
  (let loop ((i 1))
    (define tri (triangle-number i))
    (if (> (num-of-divisors-of tri) 500) tri
        (loop (+ i 1)))))
(define (main argv)
  (display (solve))
  (newline))

参考文献

コメント

このブログの人気の投稿

OCaml で Web フロントエンドを書く

要旨 フロントエンド開発に Elm は堅くて速くてとても良いと思う。昨今の Flux 系アーキテクチャは代数的データ型と相性が良い。ところで工数を減らすためにはバックエンドも同じ言語で書いてあわよくば isomorphic にしてしまいたいところだが、Elm はバックエンドを書くには現状適していない。 OCaml なら js_of_ocaml でエコシステムを丸ごとブラウザに持って来れるのでフロントエンドもバックエンドも無理なく書けるはずである。まず The Elm Architecture を OCaml で実践できるようにするため Caelm というライブラリを書いている。俺の野望はまだまだこれからだ (未完) Elm と TEA について Elm というプログラミング言語がある。いわゆる AltJS の一つである。 ミニマリスティクな ML 系の関数言語で、型推論を持ち、型クラスを持たず、例外機構を持たず、変数の再代入を許さず、正格評価され、代数的データ型を持つ。 言語も小綺麗で良いのだが、何より付属のコアライブラリが体現する The Elm Architecture (TEA) が重要である。 TEA は端的に言えば Flux フロントエンド・アーキテクチャの変種である。同じく Flux の派生である Redux の README に TEA の影響を受けたと書いてあるので知っている人もいるだろう。 ビューなどから非同期に送信される Message (Redux だと Action) を受けて状態 (Model; Redux だと State) を更新すると、それに対応して Virtual DOM が再構築されビューがよしなに再描画され人生を書き換える者もいた——という一方向の流れはいずれにせよ同じである。 差異はオブジェクトではなく関数で構成されていることと、アプリケーション外部との入出力は非同期メッセージである Cmd / Sub を返す規約になっていることくらいだろうか。 後者は面白い特徴で、副作用のある処理はアプリケーションの外で起きて結果だけが Message として非同期に飛んでくるので、内部は純粋に保たれる。つまり Elm アプリケーションが相手にしないといけない入力は今現在のアプリケーションの完全な状態である Model と、時系列イベ...

多分週刊チラシの裏 (Sep 28 - Oct 04, 2020)

Chrome Web Store が有料 Chrome 拡張の取扱を終了 Chrome Web Store で提供されている有料 Chrome 拡張及びアプリ内課金 API の両方が 2021 年 1 月いっぱいで廃止される。 開発者はそれまでに代替となるサードパーティの課金 API に移行し、購入済ライセンスの移行手段も用意する必要がある。 この決定の発表時点で新規の有料ないしアプリ内課金のある Chrome 拡張の新規登録は終了している。実際のところ 2020 年 3 月時点で既に「一時的に」停止されており、その措置が恒久化されただけとの由。 シェルスクリプティングには長いオプションを使え 「短いオプション (e.g., -x ) はコマンドライン上での略記である。スクリプトにおいては自分や将来の同僚のためにも長いオプション (e.g., ---do-something ) を与える方が理解が容易だろう」という主張。 異論の余地なく正論である。 CobWeb - COBOL to WebAssembly Compiler COBOL から WebAssembly へのコンパイラ。いやマジで。 Cloudflare が何を思ったか同社のサーバレス環境である Workers に COBOL 対応を追加した際 の成果物である。 COBOL から C へのトランスレータである GNU COBOL と C コードをコンパイルして WebAssembly を出力する Emscripten から成っており、他の言語に比べて軽量なバイナリを生成するとのこと。 「ウチではそんな風にはやらないんだ (“We don’t do that here”)」 昨今ソフトウェア開発のコミュニティでも Code of Conduct を用意するところが増えてきたが、コミュニティの文化を明文化するのは難しい。 長大な「べからず集」は息苦しいし、肯定的なガイドラインは時に抽象的で実効的に使えない。問題となるようなふるまいの動機が善意であった場合は特にそうだ。 仮に優れたガイドラインがあっても、それに基いて人を実際に咎めるのは骨が折れることである。初中やればコミュニティ内でも疎まれる。 話の分かる相手ならそれでもまだ説得する意義もあるが、Web 上の対話で当事者双方が納得し合っ...

Project Euler - Problem 25

問題 原文 What is the first term in the Fibonacci sequence to contain 1000 digits? 日本語訳 1000桁になる最初の項の番号を答えよ. 解答 Gaucheのストリームライブラリを使ってみました。 (use util.stream) (define fibonacci-sequence (iterator->stream (lambda (yield end) (let loop ((a 1) (b 1)) (yield a) (loop b (+ a b)))))) (define (digits n) (define (digits-1 m acc) (if (< n m) acc (digits-1 (* m 10) (+ acc 1)))) (digits-1 1 0)) (define (solve) (+ 1 (stream-index (lambda (n) (= 1000 (digits n))) fibonacci-sequence))) (define (main argv) (display (solve)) (newline))

Mac から iPhone のカメラを起動して写真を直接取り込める

Via: The Verge ID セルフィーや (物理) 書籍のページスキャンなど携帯電話のカメラを使って写真を取り込むことは日常的な所作になっているが、写真の使い途が何かの申し込み用 Web フォームなどで iPhone より Mac の方が操作し易いときなどは億劫だ。Mac 組込の FaceTime カメラは 720p とか 1080p しかなくて非力すぎ、かといって iPhone で一旦撮影したものを Photos から探して AirDrop するのも面倒である。 実は macOS Mojave / iOS 12 以降には Continuity Camera という機能がある。これを使うと Apple 製の Mac アプリケーションから iPhone / iPad のカメラを起動して、余計な中間コピーを残すことなく写真を Mac に転送できる。 使い方は簡単で、対応している Mac アプリケーションのコンテキストメニューに “Import (or Insert) from iPhone (or iPad)” という項目がある。“Take Photo” だと一枚、“Scan Documents” だと複数の写真を (歪み補正しつつ) 連続で撮影して転送できる。 対応 Mac アプリケーションは Finder のほか iWork (Keynote, Numbers, Pages), Mail, Messages, Notes, TextEdit となっている、のだが実は Preview でも使える。同様にコンテキストメニューあるいは “File” メニューから起動できる。

Perl の新 class 構文を使ってみる

Perl 5 のオブジェクト指向機能は基本的には Python の影響を受けたものだが、データを名前空間 (package) に bless する機構だけで Perl 4 以来の名前空間とサブルーチンをそのままクラスとメソッドに転換し第一級のオブジェクト指向システムとした言語設計は驚嘆に価する。 実際この言語のオブジェクトシステムは動的型付言語のオブジェクト指向プログラミングに要求されるおよそあらゆる機能を暗にサポートしており、CPAN には Moose を筆頭とした屋下屋オブジェクトシステムが複数存在しているがその多くは Pure Perl ライブラリである。つまり「やろうと思えば全部手書きで実現できる」わけである。 そういうわけで Perl のオブジェクト指向プログラミングサポートは機能面では (静的型検査の不在という現代的には極めて重大な欠如を除けば) 申し分ないのだが、しかし Moose その他の存在が示しているように一つ明らかな欠点がある。記述の冗長さだ。 コンストラクタを含むあらゆるメソッドは第一引数としてレシーバを受ける単なるサブルーチンとして明示的に書く必要があるし、オブジェクトのインスタンス変数 (a.k.a. プロパティ / データメンバ) は bless されたデータに直接的ないし間接的に プログラマ定義の方法 で格納されるためアクセス手段は実装依存である。これはカプセル化の観点からは望ましい性質だが、他者の書いたクラスを継承するときに問題となる。ある日データ表現を変更した親クラスがリリースされると突然自分の書いた子クラスが実行時エラーを起こすようになるわけだ。 そうならないためにはインスタンス変数へのアクセスに (protected な) アクセサを使う必要があるのだが、そのためには親クラスが明示的にそれらを提供している必要があるし、そもそも Perl にはメソッドのアクセス修飾子というものがないので完全な制御を与えるならばオブジェクトの内部状態がすべて public になってしまう。 そのような事情もあり、特にパフォーマンスが問題にならないようなアプリケーションコードでは Moose のようなリッチな語彙を提供するオブジェクトシステムを使うことが 公式のチュートリアルでも推奨 されてきた。Perl コアのオブジェクトシステムの改良は...